赤ちゃんを出産した後、次の子をすぐに欲しいという方も、次の子は間をあけてまた産みたいという方も、
産後の妊娠についてはよく理解して、計画的に家族計画をたてていきましょう!
出産してすぐは妊娠しない?ピルってどう飲めばいい?副作用はあるの?など、産後の夫婦生活についてご紹介します。
■目次
出産後の生理はいつから始まる?

生理の再開は「妊娠できる準備が整った」ということを表します。
出産後の生理は産後6-12ヶ月後になることが多いですが、個人差もあり、早い人では産後1ヶ月ほどで再開する場合もあります。
産後の生理が遅れるのは、産後は排卵を抑制する働きがあるプロラクチンというホルモンがたくさん分泌されるからです。プロラクチンは授乳するほど多く分泌されるため、母乳育児のママほど生理が遅く始める傾向にあります。しかし、中には母乳育児をしていても産後1?2ヶ月で生理が再開することもあります。
出産後は妊娠しやすい?

出産後はプロラクチンの分泌により排卵は抑制されています。
しかし、出産によってスッキリきれいになった子宮や卵管に、もし排卵がされていて受精卵ができた場合は子宮に着床しやすいともいわれています。これは流産後は妊娠しやすいといわれているのと同じです。
産後、生理が再開していないのに妊娠することもあります。これは、産後はじめての排卵で妊娠した場合です。
産後すぐの妊娠を望まないのであれば避妊が必要です。 逆に、早く2人目がほしい方や、年子で子どもを育てたいという方は、母乳育児を早めに切り上げるのもひとつの方法です。次の妊娠がしやすいように排卵を抑えているプロラクチンの分泌を止めることで、生理の再開を早めることができます。
基礎体温にもとづく避妊安全?産後の確実な避妊方法は?
基礎体温にもとづく避妊法は、もともと確実な方法とはいえません。
産後はとくにホルモンバランスが乱れやすく基礎体温はガタガタになりやすいため、これに頼るのは危険です。
一番確実な避妊方法はピルとコンドームの併用です。
出産後はいつからピルが服用できる?

産後すぐの妊娠を望まない場合、避妊方法の一つとして、ピルの使用があります。
このピルは産後いつから服用できるのでしょうか?
- 普及している低用量ピルは、服用してはいけない条項の1つに、妊婦・授乳婦が挙げられています。「薬剤による赤ちゃんへの影響がわからない」というのが禁止理由です。ですから、母乳を飲ませている場合は服用はできません。
- 母乳栄養の場合、ピルが乳汁分泌を抑制する可能性もあるため、分娩後6ヶ月までは服用を避けるべきです。
- 授乳していなければ、産後21日を経過すれば服用可能です。
- ピル服用のために、無理に母乳栄養をやめるのは好ましくありません。赤ちゃんにはできれば1歳ごろまでは母乳を飲んでほしいので、それまではコンドームを使用するなどの避妊方法をおすすめします。
ピルってどんなお薬?体重は増えるの?

ピルとはどんなお薬なのでしょうか?
- 体重が増えるとよく言われていますが、過去に使われていたものは中用量及び高用量ピルでは長期間の服用で体重増加が見られることもありましたが、現在使われている低用量ピルではほとんどの女性で体重増加は認めません。
- ピルの内服により大腸がん、直腸がん、子宮体がん、卵巣がんなどのがんのリスクが減少するといわれています。
- ピル服用者と非服用者を比較して、不妊症や赤ちゃんの催奇形性リスクが増加することはないと報告されています。
- 喫煙している女性がピルを服用すると、静脈血栓症、肺塞栓症、心筋梗塞、脳卒中などの心血管系障害のリスクが上昇することが報告されています。
- 「低用量避妊薬の使用に関するガイドライン」では、初経以降であれば投与可能とされています。
- ピルは閉経まで服用可能ですが、 その判断は血中の卵胞ホルモン及び卵胞刺激ホルモン検査で行います。閉経のホルモン状態と診断された場合、ピルを中止します。
ピルの価格について
医療機関に行って診察をしてもらった結果として処方をされるのが普通ですが、なかなか行く時間が無い方なども居ます。
そんな方はインターネット通販などで購入することもできます。
28錠が1箱となったセットで1000円前後とお手頃なお値段で販売されています。
おすすめの通販サイト(オオサカ堂)
トリキュラー21(Triquilar)
こちらのページから購入できます(トリキュラー21)トリキュラー21は販売終了してしまったので今はトリキュラーEDのみになります
有効成分のレボノルゲストレルと、エチニルエストラジオールを含有する経口避妊剤です。女性ホルモンを定期的に服用することで、妊娠を防いだり、月経困難を改善したりします。
トリキュラーED (Triquilar ED)※私はこちらを購入しました!
トリキュラーEDは、自然なホルモン分泌パターンに似せて薬の総含有量を低く抑えている段階型三相性の低用量ピルで、国内処方の「トリキュラー」と同製品です。
ピルの副作用について

ピルの副作用には、めまい、むくみ、吐き気、倦怠感、頭痛などがあります。
とくに、初めてピルを飲む人に軽い吐き気などの症状が出る方がいますが、これは一時的なものです。
症状の多くは1-2ヶ月で軽減します。
また低容量ピルの場合には副作用が大幅に軽減されていますので比較的安心です。
ピルの副効果について

実はピルを飲むことによってのメリットも沢山あります。
- 生理が軽くなる、生理周期が安定する
- 肌荒れ、ニキビが減る
- 子宮がん、卵巣がんになりにくくなる
- 体調がよくなる
ピルを上手に活用して夫婦生活も円満にしていきたいですね。
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