産後、おへそについていた臍帯がやっと取れて、しばらくしてみたら「あれ?でべそかな?」と思った方。なんででべそになったのかな?でべそって治るのかなと不安に思うことはありませんか? ここでは赤ちゃんの「でべそ」について紹介していきます。
「でべそ」とは?
- 本来凹んでいるはずのおへそが突出している状態のこと。
- でべそとは、皮膚だけが飛び出している「臍突出症」と、腸が飛び出している「臍ヘルニア」のこと。子どものでべそはほとんどが臍ヘルニア。
- 赤ちゃんの5〜10人に1人の割合で見られる。
- 1000g?1500gまでの低出生体重児の場合は80%以上の確率で起こると言われている。
- 生後3ヶ月頃まで大きくなり、大きいもので4cmくらいになることもある。
「でべそ」になる原因は?

赤ちゃんは腹筋と腹筋の間に臍輪(さいりん)という穴があいていて、通常はへその緒がとれると臍輪も小さくなっていきます。しかし、臍輪が閉じず、へその緒が縮む過程でお腹の筋肉がくっつかない時期に激しく泣いたり力んだりして腹部に圧力があかかることで臍部に腸が飛び出してきて「でべそ」になります。
出産時のへその緒の切り方が悪いとでべそになるとも言われていましたが、これには医学的根拠はありません。
「でべそ」はどうすれば治る?
- 1歳までには95%は自然に治る。
- 4ヶ月くらいになり、赤ちゃんが寝返りやはいはいをするようになると、左右の腹直筋が発達してきて筋肉の穴を塞ぎ、自然に治っていく。
- 1歳を過ぎて治らない時は手術をすることもできる。
- 以前は5円玉や丸めたガーゼを貼り付けるという方法を言われていたが、赤ちゃんの肌は敏感で、テープ負けや細菌感染を起こす可能性もあるため医師に相談しながら処置は行っていく。
「うちの息子はでべそだった!」実際の体験談

2,390gで生まれた息子は、低出生ということもあってか、やや「でべそ」気味でした。
産後の育児サークルでも「でべそ」について相談されている方が何人かいて、意外に「でべそ」の子って多いんだなと思いました。
まぁ、小さいころに「でべそ」でも自然に治るというし、最悪「でべそ」のままでも男の子だしいいか?くらいに考えていました。なので、とくにガーゼを当てたりなどの処置をすることなく、そのままにしていました。
そして、約半年たって寝返りやはいはいをするようになって、「ちょっと凹んだ?」くらいになり、
1年経ったら、でべそはしっかり治ってました!やはり活発に動くようになると自然と治るものなんですね!
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