5,6か月の赤ちゃんの離乳食デビュー!

離乳食を食べる子ども
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月齢ごとに大きく変化する口と舌の動きを理解して、離乳食を始めましょう!

離乳食はいつから始めたらいいの?

  • 5-6か月頃が目安です。
  • 「指しゃぶり」や「おもちゃなめ」などは、ミルクやおっぱいを飲もうとする原始反射を消失させるのに必要な動作といわれています。これらは離乳食開始のサインの一つです。
  • 食事している様子に興味を持ち、モグモグと口を動かすようになるのも離乳食開始のサインです。

赤ちゃんは5?6か月頃になると、口や舌の動き方はおっぱいやミルクを「飲む」動きから、物を「食べる」動きに変わっていきます。下唇で押し込むように食べ物を口に入れ、飲み込むときに唇を閉じられるようになるのです。上記のようなサインを目安に離乳食を開始してみてください。

離乳食の進め方と食事の目安

  • 5-6か月:「すりつぶし粥」「かぼちゃの裏ごし」など。舌は前後に動き食べ物をころがす程度。食べ物をつぶす力はまだ弱いのでサラッとしたものや飲み込みやすいものを。
  • 7-8か月:「ざっとつぶした粥」「カッテージチーズ状のもの」など。舌の上下運動が可能になり、舌を上あごに押し付け、食べ物を潰せるようになります。上下の唇をしっかり閉じて飲み込めるようになります。
  • 9-11か月:「かための粥」「やわらかめの肉団子」など。左右どちらかの歯茎ですりつぶして飲み込むことができます。舌は左右の動きが可能になります。
  • 1歳半頃:「軟飯」「バナナ程度のかたさのもの」など。前歯の8本で一口大に噛み切り、奥歯ですりつぶして飲み込むことができるようになります。
  • 2-3歳頃:「大人と同じ形態のごはんやおかず」など。乳歯が生え揃うと、歯で噛むことができるようになります。唾液と食べ物が混ざり、味を十分に感じることもできます。

月齢ごとにステップアップするのではなく、べーっと出したり、丸飲みせず上手に食べれているようであれば、次の段階に進むようにしましょう。

始めてから1ヵ月くらいで2回食に、9?10か月頃で3回食に進めることを大まかな目安に、食べる様子に合わせてステップアップしましょう。

咀嚼発達のステップと注意したいこと

  • ごっくん期(5?6か月):どろどろ状のものを飲み込むことを覚えます。この時、ママはスプーンを下唇に触れさせたら赤ちゃんがパクッと加えて取り込むまで、しばらくスプーンをそのままにして待ちましょう。こうすることで、赤ちゃんが唇を使って食べ物を取り込み、口の中に入ったら唇を閉じて飲み込むという動作を覚えていきます。
  • もぐもぐ期(7?8か月):舌を使ってつぶしたり混ぜたりする舌食べを覚えます。やわらかく煮てあっても、一定の形を保っているものを与えます。そうすることで、舌の微妙な動かし方を覚えます。
  • かみかみ期(9?10か月):奥歯はまだ生えていませんが、前歯や生える直前の硬い歯茎で噛むことを覚える時期です。中期より大きくて歯ごたえのあるものを与えます。

吸い食べ・チュチュ食べにならないように

離乳食の中期に舌の使い方をうまく使いこなせないと、口に入ったものを上手に混ぜられず、水分だけを吸い取ってしまい、口の中に繊維物が残ってしまいます。これを「吸い食べ」「チュチュ食べ」などといいます。

  • 食べさせるものをひとつの器に混ぜない!あらかじめ混ぜてあるものを与えると、舌が混ぜる動きをする必要がなくなり、動かし方を覚えることができません。
  • 刻みすぎないように!後期頃、歯茎にのせて噛めなければならないので、みじん切りにはしない。
  • 加工食品はなるべく避ける!加工食品は均一にミキシングしたもので、噛まなくても旨みを感じてしまいます。
  • 無理強いはしない!口の中で処理できない食べ物を無理強いすると、丸のみや口の中にためるような食べ方を覚えてしまいます。ママがスプーンを手にしていると次の一口を求めることもあるので、一口食べたらいったんスプーンは置いて、きちんと咀嚼できているかを見守ってあげましょう。

そのほかにも知っておきたいこと

  • 手づかみで食べることを覚えた赤ちゃんは、唇だけでなく指先でも感知する力を身につけているところなのです。汚れて大変かもしれませんが、どんどんさせてあげて発達促進と食べる意欲を出させてあげましょう。食事用エプロンをしたり、新聞紙などの敷物を敷いておくとよいでしょう。
  • 早い段階でストローを使いだすと、赤ちゃんから吸いつく反射が消えにくく、咀嚼の発達が遅れてゆきます。ある程度咀嚼ができるようになってから、ストローは使用しましょう。
  • 食事中にテレビをつけていると、赤ちゃんは食べることに集中しづらくなります。
  • 食べやすい椅子やテーブルの高さを調節し、食べやすい姿勢にしてあげましょう。食べることが楽しいと思える声かけや、食べさせ方を工夫しましょう。

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