体調が安定しない赤ちゃんのための「ベビーマッサージ」というものをご存じでしょうか?
生後の赤ちゃんの頃から、自宅で簡単にできるベビーマッサージですがやり方が分からないという方も多いかと思いますので分かりやすい図で説明を行います
■目次
ベビーマッサージって何?

ベビーマッサージとは、ママやパパの手で赤ちゃんの肌にやさしく触れるタッチングを主としたマッサージの方法です。大人のマッサージとは異なり、強く揉んだり叩いたりはしません。やさしいタッチングを通して、赤ちゃんとのコミュニケーションになったり、癒しの効果があります。
ベビーマッサージの効果とは?
ベビーマッサージには赤ちゃんにとって、たくさんのよい効果があるんです!
- 赤ちゃんが心地よくなり、リラックスできる。
- 赤ちゃんがリラックスして安心してよく眠れるようになる。
- 赤ちゃんのミルクの飲みがよくなる。
- 赤ちゃんが親の愛情を感じることができる。
- 赤ちゃんの身体・脳・こころの発達を促します。
- 便秘解消にも効果があります。
- ベビーオイルを使用する場合、保湿効果などのスキンケア効果もあります。
ママにもうれしい効果が!
- ママのストレスが軽減し、ゆとりをもって育児が行える。
- 産後のホルモンバランスや精神の安定を促す。
- 子育てを楽しいと感じられるようになる。
- より赤ちゃんを知ることができ、赤ちゃんが出すサインが分かりやすくなる。
- 育児への自信がつく。
- 親子の強いきずなづくりに役立つ。
いつからいつまでベビーマッサージをして大丈夫?
ベビーマッサージをはじめる時期に決まりはありません。ベビーマッサージ教室や助産院によって「生後すぐから」「生後2週間以降から」「生後2~3ヶ月頃から」など、推奨時期は様々です。赤ちゃんの様子を観察しながら、赤ちゃんもママも無理のない時期からはじめてみましょう。
ベビーマッサージをする時間帯にも決まりはありません。オムツを交換するタイミングやお風呂に入るタイミングなど、ママや赤ちゃんがリラックスできるときに行いましょう。ベビーマッサージをすると寝てしまう赤ちゃんもいるので、お昼寝や就寝前に行うのもおすすめです。
ベビーマッサージをするときの注意点

- 予防接種を受けたその直後は控えましょう。
- 熱がある場合(目安は37.5℃以上)は控えましょう。
- 水ぼうそう・はしか・おたふく・風疹などの感染症にかかっているときは控えましょう。
- 湿疹が化膿しているときは控えましょう。
- 明らかに機嫌が悪いときは控えましょう。
- 体調がすぐれないときは控えましょう。
- 授乳直後は吐き戻すこともあるため、控えましょう。
ベビーマッサージに必要な物
- バスタオルなど、赤ちゃんの下に敷くやわらかくて厚みのある布。
- 必要に応じて、ベビーオイルやマッサージオイル
ベビーマッサージを行う時はテレビなどは消して、室温は赤ちゃんが寒くないよう調整しましょう。マッサージを行う人の手が冷たいときは少し温めてから行いましょう。
ベビーマッサージの行い方
できるだけ、テキストやDVDなどは見ずに、赤ちゃんと向き合って話しかけながら行いましょう。
- バスタオルの上に、赤ちゃんを裸かオムツ一枚の状態で寝かせます。
- 赤ちゃんの頭を上側にして向かい合って座ります。
- 赤ちゃんは急に顔を触られると嫌がります。はじめは手や足先を触りながら始めます。
- 手や足を触り、赤ちゃんの目を見ながら「いまからマッサージしましょうね」と一声かけましょう。
- オイルは使用しなくてもできますが、広い範囲のマッサージを行う時はオイルの使用をおすすめします。手にオイルをたっぷりつけましょう。少ないと皮膚を引っ張って、刺激になることがあります。
- 赤ちゃんに「次は右手をします。ぎゅっぎゅっ。」と声をかけながら行いましょう!笑顔を忘れずに。
- 終了後は「おしまい。おつかれ?」と言って、終わったことを知らせましょう。
ここではベビーマッサージのいくつかをご紹介します。
ベビーマッサージの行い方
全部を行うのではなく、今日はココとココと決めたり、赤ちゃんの好きなマッサージ方法を選んだり、赤ちゃんの機嫌に合わせて行うマッサージを決めていきましょう。
赤ちゃんの顔を見ながら、声をかけるのを忘れずに!

手・足のマッサージ

- 片手で赤ちゃんの腕をもち、軽く伸ばしてあげましょう。もう片方の手で赤ちゃんの腕を上下に優しくさすります。
- 足の場合は足の付け根を手の平で覆い、内側から外側に向けてさすると赤ちゃんは気持ちいいようです。

- 親指の腹を使って、赤ちゃんの手のひらをくるくるとマッサージします。

- 指先でトコトコ軽くたたくような感じでマッサージ

- 赤ちゃんの指の付け根を軽くねじり、指先まで引っ張る。
★足も手と同様に行っていってください。
お腹のマッサージ

- 手のひら全体を使って、お腹のあたりから赤ちゃんの胸→鎖骨の下→胸の側面という風にゆっくりなでます。

- 指の腹で胸骨のカーブにそって優しくなでます。

- 手のひら全体を使ってへその回りを時計回りになでます。
- 下腹部をなでるときはやや力を入れてゆっくり押すようになでます。(腸の動きを促して便秘予防に!)

- 指先でトコトコとマッサージ。
背中のマッサージ

- 手のひら全体を使って背中を上から下に向かってなぞっていきます。
- おしりは中心から外側に向かって。柔らかい触り心地を楽しみながら行ってください!

- 指の腹を使ってくるくるとマッサージ。背骨を刺激しないよう注意しましょう。

- 指の腹で肋骨のカーブに沿ってなでていきます。

- 手のひら全体を使って矢印のように手をすべらせます。
あたま・お顔のマッサージ

※赤ちゃんの頭はやわらかく頭蓋骨もくっつく途中のため、やさしく触るようにしましょう。
- 手のひら全体で頭を優しくなでます。
- 指の腹をつかって、頭皮をやさしくマッサージします。

- 親指の腹を使って、額の中心からこめかみまでなでます。
- 目の周りは親指の腹を使って中心から外側に向けて優しくなでます。

- 指の腹を使って、円を描くように頬を触ります。
- 口の周りを親指を使って中心から外側にむけてなでます。

- 指の腹を使って顎の回りから頬までをなでます。
- 耳の後ろ、耳たぶ、耳全体をやさしく触っていきます。
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