赤ちゃんは体温が高めと言われていますが、気づくと頭にびっくりするくらいの汗をかいている時があります。頭もすごく熱いようだけど、これって大丈夫なのでしょうか?
赤ちゃんがたくさん汗をかく理由
通常、私たち大人の場合は、自律神経などの機能が働いて体温をうまく調節します。しかし、赤ちゃんは体の調節機能が未発達のため、気温が変化するとうまく体温を調節できません。そのため、たくさん汗をかくことで体温を調節しようとします。
寝ている時に汗をたくさんかく理由

寝ている時は活動量が下がるので、体温が起きている時よりも下がっています。また、体温が低い方が深い眠りにつくことができるといわれています。そこで、眠っている時は体温を低く保つように脳が身体に指令を出し、体温を下げるために汗をかいて熱を放出しようとします。
眠った直後は特に多くの汗をかき、大人の場合一晩でコップ1杯分の汗をかくとも言われています。新陳代謝が活発な赤ちゃんは、大人よりも汗をかきます。おっぱいやミルクを飲みながら寝ると、パジャマや肌着までびっしょり汗をかいてしまいます。
たくさん汗をかくと赤ちゃんはどうなる?
赤ちゃんにとってたくさん汗をかくこと自体は悪いことでも異常でもありません。ただ、汗をたくさんかくと以下のようなことが起こる可能性があります。
- 肩が冷えて風邪をひきやすくなる。
- 暑くて布団をはいだまま、朝方気温が下がり、体が冷えて風邪をひく。
- お腹が冷えて下痢になる。
- 汗で気持ち悪くてなかなか眠れない。
- 布団が汗で湿って、気持ち悪くて眠れない。
赤ちゃんの寝汗対策【赤ちゃん編】

★赤ちゃんの衣類を工夫しましょう!
- 綿素材で吸水性に優れた肌着を使用しましょう。
- お腹が出ないよう股下のホックでとめれるタイプ(ロンパース下着)が便利です。
- 下着のままで過ごす場合は、ノースリーブだと肩を冷やすので袖付きのものを。
- 赤ちゃんは大人より体温が高めなので、衣服は大人より一枚少なめを目安に!
- たくさん汗をかいて衣服が湿っていたら着替えさせてあげましょう。
★汗をかいたら拭いてあげましょう!
- 授乳時や睡眠時には身近にガーゼやタオルを準備しておくとよいでしょう。
- 寝汗はタオルなどでサッとぬぐうくらいでOKです。
- たくさん汗をかいたときは濡れたガーゼでぬぐってあげると赤ちゃんも快適です。
★汗取りパッドを活用する!
- 背中に差し込むタイプのガーゼです。
- タオルよりゴワゴワせず、背中の形に合った作りなので、かさばらずに汗を吸水してくれ、快適に過ごせます。
- 汗をかいたらパッドだけ交換すればいいので着替える手間がありません。
★ひんやりグッズを活用する!
- アイスノンをガーゼでくるんで背中にいれる。
- 冷感シートを活用する。
赤ちゃんの寝汗対策【環境編】

★冷感敷きパッドを使用する!
- ホームセンターや赤ちゃん用品店に売ってあります。
- 冷感素材でできており、敷くだけでひんやり快適です。
- タオルだと吸水性もいいので、バスタオルを敷布代わりに使うという方法もあります。
★室温を調整する!
- 夏場など気温が高い時はクーラーで室温を下げましょう。室温が下がったら除湿に切り替えて温度を維持すると体が冷えすぎませんよ。
- 気温は26?28℃、湿度は60%以下が目安です。
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