女の子の節句ひなまつりについてご紹介します。
■目次
桃の節句はいつ行うの?
女の子の初節句は産まれてすぐの3月3日に行います。しかし、生後すぐの赤ちゃん(お節句の前3週間以内に生まれた赤ちゃん)の御祝いは、翌年の3月3日に行ってもよいことになっています。目安としてはお宮参りが済んだあとということになります。
ひな人形はいつ飾る?
- ひな人形は立春(2月4日)過ぎから二月の中旬、遅くともお節句の一週間前までには飾ります。
- 片付けは、なるべく早めに。遅くとも三月中旬までに済ませておきましょう。お天気の良い乾燥した日を選び、ホコリをよく払い、お人形専用の防虫剤を入れてしまいましょう。
知っておきたい、桃の節句のいろいろ。
- 慣わしではママ側の実家から、ひな人形を贈ります。しかし、最近では人形を置くことも簡素化され、ママ側の実家から贈るとは限らないようです。
- ひな人形を飾るのに方角はとくに関係ありません。直射日光の当たる場所をさけて飾りましょう。
- 一般的には、向かって左にお内裏さま、向かって右に雛人形を飾ります。
- お祝いを頂いたら、お子様のお名前で「内祝い」としてお返しをします。
桃の節句のお祝い方法は?
- 両親や友人、親戚や友人など親しい方をお呼びしてお祝いしましょう。もちろん家族だけでお祝いしてもいいです。
- 場所は自宅でも外食でも、お祝い方法はさまざまです。
- 自宅でお祝いする場合は、「ちらし寿司」 「はまぐりのお吸い物」 「白酒」 「桜餅」 「草餅」などを用意します。とくに決まりはないので、赤ちゃんのために女の子らしい華やかな料理を準備してみてはいかがでしょうか。
- 記念写真を撮りましょう。雛人形と一緒にたくさん撮影して、一生に一度のお初節句をおすごしください。
男の子の節句、端午の節句についてご紹介します。
端午の節句って何?
赤ちゃんの無病息災や健やかな成長を願います。男の子が生まれて、初めて迎える節句を端午の節句といいます。五月人形や鯉のぼりを飾ってお祝いします。五月人形は、無事に成長して、強く立派な男となるように願いを込めて鎧・兜を飾ってお祝いします。鯉のぼりは鯉が急流の滝を登ると龍となって出世するという「登竜門伝説」のように、男児の立身出世を願うため外飾りとしてお祝いします。
端午の節句はいつ行うの?
男の子の初節句は産まれてすぐの5月5日に行います。しかし、生後すぐの赤ちゃん(お節句の前3週間以内に生まれた赤ちゃん)の御祝いは、翌年の5月5日に行ってもよいことになっています。目安としてはお宮参りが済んだあとということになります。
五月人形や鯉のぼりはいつ飾る?
- 節句は季節の節目です。春分の日(3月20日前後)から4月中旬くらいが良いでしょう。遅くとも4月29日(昭和の日)までを目安に済ませておきましょう。
- 五月中旬までのできるだけ早い時期に片付けると良いでしょう。お天気の良い乾燥した日を選び、ホコリをよく払いなおしましょう。
- 兜・鎧飾りに限っては魔を威圧して遠ざけるという「魔除け」の意味もあるので、通年で飾ることも可能です。
知っておきたい、端午の節句のいろいろ。
- 慣わしではママ側の実家から、五月人形や鯉のぼりを贈ります。しかし、最近では人形を置くことも簡素化され、ママ側の実家から贈るとは限らないようです。
- 飾るのに方角はとくに関係ありません。人形は直射日光の当たる場所をさけて飾りましょう。
- 本来は真鯉(黒い鯉)のみで、明治時代から真鯉(まごい)と緋鯉(ひごい)の対で揚げるようになりました。昭和時代からは家族を表すものとして子鯉(青い鯉)を添えたものが主流となりました。
- お祝いを頂いたら、お子様のお名前で「内祝い」としてお返しをします。
端午の節句のお祝い方法は?
- 両親や友人、親戚や友人など親しい方をお呼びしてお祝いしましょう。もちろん家族だけでお祝いしてもいいです。
- 場所は自宅でも外食でも、お祝い方法はさまざまです。
- 端午の節句では、「粽(ちまき)」 と「柏餅(かしわもち)」がつきものです。
- 「粽(ちまき)」はもち米とうるち粉、くず粉などを水で練り、茅の葉で包んで蒸して作ります。
- 「柏餅(かしわもち)」は神様に供える餅を柏の葉で包んだことに由来します。
- その他、「赤飯」や「鯛のかぶと煮」などの縁起ものや、西日本地方なら出世魚と呼ばれる「ブリ」や「スズキ」などを用意することもあります。
- 記念写真を撮りましょう。雛人形と一緒にたくさん撮影して、一生に一度のお初節句をおすごしください。