乳房にしこりや痛みなどの症状が現れる「乳腺炎」
多くの人がスマートフォンを持つようになり、乳腺炎の対処法などの情報が錯綜していて、混乱しているお母さんも多いですよね。
今回は、乳腺炎の時に絶対やってはいけない4つのことをご紹介いたします。
覚えておくと、乳腺炎を悪化させずに済むので、授乳中のお母さんや母乳育児を望んでいる妊娠中のお母さんは、是非見ておいてくださいね♪
乳腺炎とは
「乳腺炎」とは、母乳を外へ運ぶ管である「乳腺」が、何らかの原因で炎症を起こしてしまっている状態のことです。
乳腺炎の原因

- 赤ちゃんの母乳の飲み方が偏っていて、飲み残しがある
- 授乳感覚が定まっていない
- 授乳の仕方が悪く、赤ちゃんがおっぱいをしっかり飲めていない
- ワイヤー入りブラジャーを付けている
- 油っぽい食事や甘い物を沢山食べた 等
乳腺炎の初期症状は、授乳時に母乳が出る時とは違う痛みや、乳房が熱を持ったり、しこりが出来るといった症状があります。
乳腺炎の症状

- おっぱいが熱を持ち、しこりが出来る
- しこりを押すと痛む
- しこりがある周辺の乳房が赤くなる
- 熱が出る
- 半透明ではない、黄色っぽい母乳が出る
- 授乳したのに、おっぱいが張って硬くなる 等
これら乳腺炎の症状が現れたら、なるべく早く正しい対処をしなければ、乳腺炎が悪化してしまいます。
乳腺炎を悪化させないためにも、乳腺炎になったら絶対にやってはいけないことをご紹介いたします。
乳腺炎の時に絶対してはいけないこと
ネット上では、「乳腺炎になったらしこりを取り除くためにマッサージをしたほうが良い」とか
「お風呂で温まって血行を良くした方が乳腺炎が解消されやすい」とか
情報が錯綜していて、乳腺炎で辛いお母さんたちを混乱させてしまっていると思います。
結論から言えば、マッサージもお風呂も乳腺炎の時は絶対NGです!
乳腺炎の時に絶対やってはいけないことをしっかり覚えておけば、これ以上乳腺炎を悪化させることはありません。
それでは、今から絶対にやってはいけないことを4つご紹介いたします。
患部を温める

乳腺炎は、乳腺で炎症が起こっている状態です。
乳腺炎に限らず、炎症は温めるより冷やすが鉄則!
温めることで、母乳の巡りが良くなるため、どんどん母乳が詰まってしまいます。
「乳腺炎かな?」と思ったら、まずは保冷剤などを乳房にあてて冷やすようにしましょう。
お風呂に入る

「患部を温める」と理由は同じです。
血の巡りが良くなると、母乳の生成を促してしまいます。
必要以上の母乳が作られてしまう原因になるので、乳腺炎の時は入浴は控えるようにしましょう。
自分でマッサージをする

胸のしこりを取り除くために、「乳腺炎マッサージ」などがネット上で出回っていますが、専門低知識のない人がマッサージをすると、乳管を痛めてしまう原因になるのでオススメしません。
特に熱が出ている時は、炎症が酷く、素人には手におえない状態です。
炎症に余計な刺激を与えることになるので、自己流のマッサージはしないようにしましょう。
糖分や油分の多い物を摂取する

糖分や油分の多い食事は、血液に直接的な影響を及ぼします。
そのため、血液から出来てる母乳がドロドロとした詰まりやすい母乳になってしまうんです。
既に母乳が詰まって炎症が起こっている状態の時に、油分や糖分の多い食事を取ると、乳腺炎を悪化させてしまいます。
乳腺炎の時は、野菜や鶏肉中心のバランスの取れた食事を摂るようにしましょう。
また、水やお茶などの水分を1日2Lを目標に摂取するようにします。
熱がある場合は、より栄養と水分を吸収しやすい、カロリーゼロではないポカリスエットを飲むようにしましょう。
針を刺して白斑を取り除く

とあるお母さんは、母乳が固まって出来た白斑が出来てしまい、取り除こうと消毒した裁縫針を刺してしまったんです。
消毒していても、微量の細菌は裁縫針に残っていたので、そこから感染症を引き起こし、「急性化膿性乳腺炎」になってしまったんです。
しこりや白斑が取り除けないからといって、素人が物理的に取り除こうとすると感染症を引き起こすことがあります。
数日経っても乳腺炎が改善しない場合は、出産した産院などが開催している母乳外来を受診しましょう。
まとめ
様々な原因によって引き起こされる「乳腺炎」
乳房にしこりが出来たり、痛みを感じるようになったら、早急に正しい対処法を取る必要があります。
間違った対処法をしてしまうと、乳腺炎を悪化させるだけでなく、乳管を痛めてしまうこともあるんです!
乳腺炎の時に絶対やってはいけないこと
- 患部を温める
- お風呂に入る
- 自分でマッサージをする
- 糖分と油分の多い食事と摂る
- 針を刺して白斑を取り除く
これらは、乳腺炎の時に絶対にやってはいけません!
数日経っても乳腺炎が改善しない場合は、出産した産院や、助産院などが開催している母乳外来を受診して相談してみましょう。
受診出来るまで数日待たないといけないことも多いので、保冷剤で冷やして待つようにしてくださいね。
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