赤ちゃんのミルク、量はどのぐらい飲ませればいいの?

ミルクの飲む赤ちゃんとママ
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赤ちゃんは、生後すぐから卒乳が完了するまでの少なくとも半年から1年程度は母乳またはミルクを飲むことになります。その母乳やミルクですが、どの程度の量を与えれば十分なのか疑問に思いますよね。

「これって足りてるのかな?」「あげすぎじゃないのかな?」という声がママたちの悩みとして多く聞かれます。

いったいどのぐらい与えるのが正しいのでしょうか!?

ミルクの飲む赤ちゃんとママ

与える量の目安を知りましょう!

明確にこれだけ飲めば間違いないという量はありませんが、目安は有りますのでこちらを参考にして下さい。

生後0ヶ月すぐから1ヶ月頃

80mlから120mlを1日に8回程度

タイミングは3時間おきが目安です。

母乳のみであれば、時間を気にせず欲しがる時に欲しがるだけ与えてかまいません。

ミルクは消化に時間がかかるので、必ず3時間は間をあけるようにしましょう。(例:1時に飲んだら次は4時)途中でお腹が空くことがないように、できるだけ1回の授乳でしっかりとした量を飲めるようにしてあげましょう。途中眠そうにしていたり飲みが止まった時は、一度ゲップを出して上げたり、脇や足の裏を刺激して起こしてあげましょう。

混合であれば、母乳→ミルク→母乳というふうにミルクの後には母乳を与えるようにすれば、ミルクの間が3時間未満になることはないでしょう。母乳を飲ませたあとミルクを足す場合は、一度ミルクを飲んだら次のミルクは3時間あけて飲ませるよう注意しましょう。3時間たたずにお腹がすく時は母乳をあげるようにしましょう。

生後1ヶ月から3ヶ月頃

120mlから160mlを1日に6回程度

タイミングはだいたい4時間おきくらいですが、昼間は3時間おき、夜は4時間おきくらいが理想です。夜間に授乳間隔があくことで、赤ちゃんの昼夜のリズムもついてきますし、ママも睡眠・休息をしっかりとることができるようになります。

母乳であれば欲しがる時に欲しがるだけあげましょう。

ミルクの場合、1回量を増やし(120ml?160ml)、1度にしっかり飲めるようにしましょう。ミルクは最低3時間は間隔をあけましょう。

混合の場合、腹持ちのよいミルクを寝る前にあげて、夜間は授乳間隔があくように工夫する方法もあります。

生後3ヶ月から4ヶ月程度

200mlを5回程度

この頃になると夜はまとまって5?6時間眠れるようになってきます。昼間は4時間おきくらいで授乳をし、夜中か早朝に赤ちゃんが起きた時に1回授乳をするくらいになります。

母乳だと量が分からない!しっかり必要な量飲めているか心配!

1回に飲んでいる母乳の量は、体重を測って知ることができます。

体重増加100g=母乳100mlと考えましょう!

授乳の前後で体重が100g増えていたら100ml飲めたと考えます。

体重増加の目安

また、赤ちゃんがしっかり栄養をとれているかは体重の増え方でも見ていきます。

赤ちゃんの体重増加の目安は1日20g!

例えば5日で100g増えていたとしましょう。1日あたり平均で20g増えていることになるので、しっかり飲めているといえます。

【体重の測り方】

  1. 赤ちゃんを抱っこしたまま大人用の体重計に乗る。
  2. 赤ちゃんをおろし、抱っこしていた人の体重をはかる。
  3. 「赤ちゃん+大人」の体重から「大人」の体重を引く。

例:パパが赤ちゃんを抱っこして63kg。パパは60kg。63-30=赤ちゃんの体重は3kg。

これなら自宅でも赤ちゃんの体重を測ることができます。毎日でなくても時々測ってみるといいですよ。

体重計

混合栄養でミルクの足し方が分からない!どのくらい足せばいい?

混合栄養でミルクを足すのは次のようなときです。

  • おっぱいを頻回に欲しがる。→1回分の授乳をミルクにかえてみる。
  • 赤ちゃんがまだおっぱいを上手に吸えない。
  • 体重があんまり増えていない。
  • 外出時、他の家族に赤ちゃんを預ける。
  • 乳首のトラブルがあって、授乳を少し休みたい。
  • ママが疲れてるので少し休みたい。

混合栄養には2通りのあげ方があります。

1.一回の授乳をミルクに置き換える方法

母乳→母乳→ミルク→母乳というふうに、時々1回分をミルクにします。この時与える量の目安は、上記の月齢に合わせた目安量で大丈夫(生後0ヶ月?1ヶ月なら80ml?120ml程度)

2.一回母乳をあげたすぐあとに哺乳瓶でミルクをあげる方法

これは、赤ちゃんがまだおっぱいをうまく吸えない時などにミルクで必要量を補う

0~1ヶ月の赤ちゃんは1回に80mlから120mlが目安とされています。一度おっぱいを吸う前後で体重を測ってみて、実際おっぱいをどのくらい吸えているのか確認し、80?120mlに満たない場合は足りない分だけをミルクで補充してあげます。例えば60mlくらいしか母乳を飲めていないようであれば、20mlだけミルクで補ってあげます

短い授乳が頻回!ずっと飲み続ける!1回の授乳時間の目安は?

「母乳は欲しがる時に欲しがるだけあげていい」と言われていますが、あんまり頻回だとママも疲れ果ててしまいますよね。

また、一回の授乳がすごく長くなってしまい、なかには1時間くらい飲み続けるという赤ちゃんも。

1回の授乳時間の目安はどれくらいなのでしょうか?

1回の授乳時間の目安は左右15分ずつです

おっぱいをくわえてもすぐに吸うのをやめてしまったり、またすぐ欲しがる場合は、飲ませ方に工夫しましょう。1度に集中してしっかりおっぱいを飲めるように、授乳時にはテレビや周囲の音を消したり、ある程度吸えたら次までしっかりとお腹をすかせることができるよう、遊びや抱っこ、沐浴などを間の時間にとりいれて授乳間隔があくようにしていきましょう。

一回の授乳時間が長い場合は遊びのみをしている可能性もあります。おっぱいをしっかりとくわえさせ、しっかり飲めているようなら左右合わせて30分ほどで授乳をやめてみましょう。

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