
出産して1ヶ月、やっと育児にも慣れてきた頃でしょうか。それまでは自宅で過ごすことがほとんどだったママと赤ちゃんですが、1ヶ月検診で久しぶりに外出するママも多いはず。赤ちゃんを連れてどんな風に検診を受けたら良いか?イメージができたらいいなと思います。
1ヶ月検診では何をするの?
- 身長、体重、腹囲、胸囲、頭囲などの測定。
- 心音、肺野音の聴診。
- 目が見えているか、耳が聞こえているか確認。
- 皮膚の観察。おへそのじゅくじゅく、感染兆候はないか。乾燥しているか。
- 骨折や脱臼の有無、股関節や性器に異常はないかの確認。
- 原始反射(驚くと手をあげたりする反射)はあるか。
- おなかの張りを見てガスや便の貯留はないか確認。必要時は浣腸。
- 便の回数、母乳・ミルクの飲み具合を質問。
- その他異常なところはないかチェック。
- K2シロップ(ケイツーシロップ)を哺乳瓶などで赤ちゃんに飲ませる。
ケイツーシロップって何?
ケイツーシロップは「乳児ビタミンK欠乏性出血症」の予防の目的で投与されます。「乳児ビタミンK欠乏性出血症」とは、生後1ヶ月前後の乳児にみられる、ビタミンK依存性凝血因子の欠乏による出血症です。突然の頭蓋内出血を主徴として発症します。予後が重篤であること、母乳栄養児に多くみられる点が特徴です。出産後3回(?出生24時間以内?6日目?1ヶ月後)内服させます。
1ヶ月検診に行く準備をしましょう。
- 母子手帳
- 子どもの健康保険証(まだできていない場合は、病院に伝えれば後日郵送かFaxで対応してくれる所もあります)
- あれば診察券
- 長くかかった時用のミルクの準備
- 赤ちゃんの着替え1セット
- オムツ3,4枚ほど。おしり拭き。
※病院なので授乳室やオムツを捨てるゴミ箱などはあると思いますが、なさそうであれば授乳ケープやゴミ袋の準備を。 尿の回数、便の回数、母乳やミルクの摂取状況、睡眠時間など聞かれることもあるので、だいたい答えられるようにしておきましょう。メモなどに記録していたら持参するといいでしょう。
1ヵ月検診に行く際には。
- 車であれば新生児にも対応しているチャイルドシートに乗せて。
- あれば新生児用抱っこ紐が楽。抱っこして歩いてもよいが、ママ1人で行く時は両手がふさがり会計などが大変です。
- できれば旦那さんか親御さんも一緒だと安心です。
不安なことや気になることは、この1ヵ月検診の時に積極的に聞きましょう。
病院には医師、助産師さんなど知識豊富なスタッフさんがいらっしゃいます。赤ちゃんのことで心配なことがあったり、気になることがあれば、ちょっとしたことでも聞いてみましょう。きっといいアドバイスをいただけるでしょう。