男性の育児休業って実際どうなの?取得率は?パパの子育て参加を考える!

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ママだけでなく、パパだって育児休業は取得できるんです!

これは育児・介護休業法によって定められており、会社に規定がない場合でも、申出により育児休業を取得することができます。

パパが育児休業を取得するメリットは?

心強いお父さん

男性が育児休業を取得するメリットにはどんなものがあるでしょうか?

  • 家事の手伝いができる
  • 育児の手伝いができる
  • ママの身体的・精神的負担が減る
  • パパが子育ての悩みや大変さを共感してくれることで、ママが産後うつになりにくい
  • 家族と過ごす時間が増え、家族の絆が強くなる
  • パパと赤ちゃんの触れ合う機会が多くなる
  • ホルモンの乱れの影響で産後イライラしやすいママも、ストレスが減り穏やかに過ごせる
  • 家事・育児を手伝ってくれるパパに対して、ママの愛情が深まる
  • 赤ちゃんをちょっと見ていてもらえるだけで、ママは自分のしたいことができる
  • 時々赤ちゃんをパパに預けてママが買い物など外出することができる
  • 一人では赤ちゃんを抱えて手続きしたりと大変な検診もパパの助けで楽になる
  • パパのかわりにママが仕事に出て働くということができる

パパが育児休業をとるデメリットは?

仕事で悩む人

厚生労働省が発表した2015年度の雇用均等基本調査によると、男性の育児休業取得率は2.65%。以前と比べると少しずつ男性の育児休業取得も増えてはきているようですが、全体をみるとほんのわずかですね。

男性の育児休業取得が難しい理由には、以下の様な育児休業取得のデメリットがあげられます。

  • 会社や上司の理解が得られない
  • 収入が減る
  • 他の職員に仕事の負担が増える
  • 他の職員の目が気になる
  • 仕事に遅れが出る
  • 育児・家事の手伝いが不十分の場合、ママのストレスや負担が増える

会社で育児休業が認められない場合でも、育児休業の取得は法律に基づく労働者の権利であり、基本的に会社はその取得を拒否・制限することはできません。どうしても上司の理解が得られない場合は、人事労務担当者に相談して説得にあたってもらったり、勤務先の労働組合に相談して同じ立場にある人たちと一緒に交渉する方法が考えられるでしょう。また、都道府県労働局雇用環境・均等部(室)に相談し、行政指導等をしてもらうことも可能です。

最近はパタニティハラスメント(パタハラ)という言葉も聞かれますが、復職後に人事や給与などの面で不当な扱いを受けた場合にも、都道府県労働局雇用環境・均等部(室)に相談することができます。

気になる経済的な問題は?

お金をもつ手

働いているママやパパが育児休暇をとる場合、「育児休業給付金」というものがもらえます。

これは、育児休暇をとるママやパパが以下のような条件を満たしている必要があります。

  • 2年間のうちに1ヶ月に11日以降働いた月が12ヶ月以上あること
  • 雇用保険に加入していること
  • 休業している日数が対象期間中毎月20日以上あること(休業終了日が含まれている月に関しては、1日でも休業日があれば問題ない。)

育児休業給付金でもらえる金額は、育児休業開始日?180日(約6ヶ月)までは月給の67%、それ以降?子が1歳になるまでは月給の50%が支給されます。

また、平成26年4月からは、育児休業期間中の社会保険料(健康保険、厚生年金保険)が免除されるようになりました。育児休業中の社会保険料免除期間は、育児休業を開始した日の属する月から終了する日の翌日が属する月の前月までの期間となっています。

注意しておきたいのは、育児休業給付金が振り込まれるのは育児休業開始から約2ヶ月後であるということ!必要な生活費は前もって準備しておく必要があります。(例:1月から育児休業開始→1,2月分を3月に振り込み。以後2ヶ月ごとに振り込まれる)

パパの育児休暇、どのくらいの期間とる?

父におんぶされる子

1ヶ月?1年?どのくらい休暇を取得すればよいのでしょうか?

おさえておきたいポイントは以下の項目です。

  • 育児休業給付金は1週間の休暇でも申請できる
  • 産後すぐから1週間の休暇では半分以上の期間、赤ちゃんとママはまだ入院しているのであまり手助けにならない
  • 育児休業給付金は180日(約6ヶ月)までは給与の67%、それ以降は給与の50%が支給される
  • 育児休業給付金がもらえるのは子が1歳になる(誕生日の前々日)まで。ただし、保育所の入所待ちや配偶者の死亡や病気など、特別な理由がある場合のみ1歳6ヶ月になる前日まで期間を延長することができる。
  • 育児でとくに大変なのは最初の1ヶ月!1ヶ月経つまでは赤ちゃんはあまり外に出さないほうがいいため、他に見てくれる人がいない場合、ママは食材の買い物に行くこともできません。

育児休暇をどのくらいの期間取得するかは家庭によってさまざまですが、経済面職場の状況を考えながら夫婦で話し合っていく必要があります。最近では核家族も増え、実家が遠かったりで祖父母の助けが得られないという家庭も増えています。夫婦で助けあって子育てをしていく時代になってきているのかもしれません。

経済的な余裕があれば1年と言いたいところですが、仕事のことを考えると男性の1年間の育児休業取得はまだまだ難しいように感じます。ですが、せめて1ヶ月でもパパが休みをもらえたら、ママはすごく助かりますし、産後のうつ予防にもかなり効果があると思われます。

パパが育児休業中にお手伝いできることって何?

心強いお父さん

育児休暇をとって、パパにできることって具体的にどんなことでしょうか?

  • 家事(食事の準備・後片付け、掃除、洗濯、買い物、ゴミ出し)
  • 育児(おむつ替え、ミルクやり、抱っこ、沐浴)
  • 上の子のお世話(食事の準備・手伝い、遊び相手、爪切り、入浴)
  • 上の子の保育園・幼稚園の送迎
  • ママが外出している間、赤ちゃんとお留守番
  • 産後、役所・職場などへの書類提出(出生届提出、児童手当の手続きなど)
  • 1週間検診や1ヶ月検診時の付き添い

こうやって見るとママの仕事ってこんなにあるんですね。全部ではなくても、このうちいくつかをパパが手伝ってくれるだけでママはありがたいでしょうね。

とくに産後1ヶ月は母子ともにあまり外出できないのですが、役所や職場に提出する書類はたくさん!そういった部分をパパに手伝ってもらえるとママはかなり助かります。パパが手続きをしに行くか、ママが手続きをしに出かける間パパが赤ちゃんとお留守番をしていてもいいかもしれませんね。

また、1ヶ月検診にはママの検診もあるため、ママの検診中はパパが赤ちゃんを抱っこしててくれるだけでママは大助かりです。首も座ってない赤ちゃんを抱えたまま、鞄から財布を出してお会計するのも一苦労ですからね。

男性の育児休暇・育児時休業給付金取得の方法は?

会社の同僚との会話

育児休暇、育児休業給付金の申請はどちらも会社に申し出る必要があります。

  1. 会社に育児休業給付の手続きを申し出る
  2. 会社がハローワークにて受給資格確認手続きを行う
  3. 会社、または被保険者が支給申請手続きを行う
  4. 支給決定通知書の記載に従って、申請日ごと(2ヶ月毎)に書類郵送またはハローワークで手続きを行う

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