母乳育児を行なうことで、お母さんにとっても赤ちゃんにとっても様々なメリットがあるため、母乳育児を希望している人が多いですよね。
その母乳育児とはどのようなものなのか、初産の人は想像することが難しいと思います。
母乳育児には多くのメリットがありますが、同様にデメリットも存在するんです。
今回は、母乳育児のメリットとデメリットをご紹介いたします。
■目次
母乳育児ってどんなもの?

母乳が出始める時期には個人差が大きく、多くの人が産後の入院期間中に出ます。
人によっては、安心できる自宅に戻ってから出始める人も居ます。
母乳の分泌時期や量は、個人差が大きいので、母乳が出なかったとしても他人と比べないことが大切です。
母乳はお母さんが飲んだり食べたりした物で血液が造られ、血液から母乳が生成されるため、デメリットを感じることも多くあります。
しかし、肌と肌が触れ合えるスキンシップになるので、辛くても母乳育児を続けるお母さんが多いんですね!
では、母乳育児のデメリットとメリットとはいったい何なのでしょうか。
母乳育児のメリット
母乳で育てるというのは、昔ながらの母と子の姿。
赤ちゃんとお母さんと聞けば、母乳で授乳している姿を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
そんな母乳育児のメリットは多く、お母さんにも赤ちゃんにも嬉しい効果が多いんですよ!
では、そのメリットをご紹介いたします。
産後ダイエットになる

母乳育児の最大のメリットと言っても過言ではありません。
完全母乳の場合は、1日あたり700kcalが消費されるくらい母乳が生成されます。
このカロリー数は、1時間水泳し続けたのと同じ数値なんです。
血液から母乳を生成するというのは、相当なカロリーを消費するので、授乳するだけで産後ダイエットになるんです。
産後の肥立ちがよくなる

出産後のままの体は産褥期と呼ばれ、出産によって傷ついた体を癒す期間に入ります。
この期間のことを「産後の肥立ち」とも言い、家事などをせず、赤ちゃんのお世話だけを行なうのが理想とされています。
この産後の肥立ちは、授乳することで良くすることができるんです!
授乳することで、「オキトシシン」というホルモンが分泌されるため、子宮の収縮を促進してくれるんです。
経済的なメリット

ミルク育児には、当然ミルクや消毒剤などを定期的に買い足す必用があります。
ミルクの場合は、1ヶ月あたり10,000円~15,000円の出費となるため、経済的な負担が大きくなります。
哺乳瓶や消毒剤の費用もこれにプラスされるので、毎月の大きな出費となるわけです。
しかし、母乳育児だとミルクや消毒剤・哺乳瓶を買う必用がないため、これらの費用が一切かかりません。
また、授乳の際は乳首をくわえさせるだけなので、調乳の手間がかからないというのも、嬉しいポイントですね。
免疫力が付く

出産10日前後以内に出る母乳のことを「初乳」と言います。
この初乳には、大腸菌やロタウイルス・百日咳や腸管などの感染症を予防する免疫物質を含みます。
また、初乳のあとの母乳にも免疫物質を含むため、風邪などの感染症に赤ちゃんがかかりにくくなるメリットがあります。
その証拠に、卒乳や断乳をした直後に風邪を引いたという赤ちゃんも少なくないです。
他にもこんな事があります
- 母乳には免疫物質が含まれており、赤ちゃんの免疫力を高める。
- 生まれた赤ちゃんに合った必要な質と量の栄養素を含み、消化・吸収によい。
- 人口乳首に比べ、あごの力を使うのであごが発達する。
- 授乳することで子宮収縮を促し、産後の回復が早まる。産後体重減少もしやすくなる。
- スキンシップをとることがでお母さんと赤ちゃんに安心感がうまれ関係性が深まる。
- 乳がん、卵巣がん、子宮がんのリスクが下がる。
- 外出時に荷物が少ない。
- 赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけあげることができる。
- 添い乳(寝ながらの授乳)をすることで夜の授乳が楽になる。
母乳育児のデメリット
これだけメリットの多い母乳育児ですが、当然デメリットも存在します。
どのようなデメリットなのか、一緒に見ていきましょう。
食べ物が制限される

母乳は血液から造られます。
この血液は、お母さんが食べたり飲んだりしたものから造られます。
つまり、お母さんが食べたり飲んだりしたものに影響されて、母乳の質が左右されるということなんです。
揚げ物や甘いスイーツなどを食べ過ぎた場合、母乳が脂っぽくなりドロドロとしてしまいます。
ドロドロの母乳は、乳腺炎を引き起こすリスクもあるため、授乳中は頻度を減らす必要があります。
また、当然お酒やタバコ・カフェインも控える必用があります。
人によってはコーラなどのジュースを飲んだだけで乳腺炎になってしまう人も居るので、母乳育児中は食べ物や飲み物を制限されてしまうデメリットがあります。
薬が飲めない

前述したように、母乳はお母さんが飲み食いしたものから造られます。
そのため、風邪を引いたり痛みがある時などに薬を飲むことができません。
どうしても薬を飲まなければいけない場合は、母乳に影響の無い薬か、授乳を中断、もしくは断乳する必用があります。
授乳間隔が短い

母乳は脂質が低いため、腹持ちが悪く授乳間隔が短くなります。
そのため、夜中も頻繁に授乳する必要があることから、お母さんは卒乳や断乳するまで寝不足と戦うことになります。
日中も授乳間隔が短くなるので、赤ちゃんを預けて出かけることが難しく、ストレスを感じることが多くなります。
他にはこんなデメリットがあります
- 赤ちゃんがどのくらい母乳を飲んでくれているかわからない。
- 消化吸収がよいため、授乳間隔が短くなる。
- 他の人に預けにくい。
- 赤ちゃんがあまり母乳を吸ってくれないと乳腺炎になる可能性がある。
- おっぱいを出さないといけないため人前で授乳しにくい。
- 服が母乳で濡れてしまうこともある。
完全母乳育児をしていくためには?

完全母乳育児をしていくためにはどのようにしていけばよいか?まずは母乳がしっかりと出ることですよね。
母乳が出るためには赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことです。 乳首を吸われるとその刺激が脳に伝わり、母乳がわきでる反射ががおこります。これを射乳反射といい、はじめのうちは母乳の分泌がなかったり少なかったりしても赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことで母乳の分泌がよくなってきます。
また、乳首をやわらかくするためのマッサージを産前から行い、赤ちゃんが吸いやすいようなおっぱいにしていくことがスムーズな母乳授乳につながります。
赤ちゃんは生後すぐに吸う力がありますが、上手く飲めるかには個人差があります。飲むのに慣れるまでは10日?2週間以上かかると言われており、上手く授乳ができないからと落ち込まず、のんびりとした気持ちで根気強く挑戦していきましょう。
赤ちゃんが飲む母乳の量はどれくらい?
母乳の場合1日に7?8回が目安ですが、赤ちゃんのペースに合わせて欲しがるだけ与えてよいとされています。それは母乳が粉ミルクより消化吸収がよいためです。
母乳だと実際どれくらい飲んでいるかわからないというデメリットもありますが、おしっこが1日8回以上出ており、体重が順調に増えていれば大丈夫です。
出産後は保健師訪問や定期検診などもあるため、心配であればその際に医師に尋ねたり病院へ尋ねてみるとよいでしょう。
まとめ
母乳育児は赤ちゃんを育てる人の憧れでもあります。
しかし、メリット以外にもデメリットが多く存在します。
そのため、母乳育児はよく考えて行なう必要があります。
母乳には免疫物質を含むため、授乳するだけで赤ちゃんの健康を守る効果があります。
お母さん、赤ちゃん双方にメリットの多い母乳育児は、少しデメリットがあっても進める価値があるので、検討してみてくださいね♪
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