みなさん毎晩お子さんに読み聞かせしていますか?
赤ちゃんの頃から読み聞かせを習慣にしておくと、小学生に上がるころには本好きで国語力があるお子さんに育ちますよ。
せっかく読むなら、きれいな絵と素敵な内容のものがいいですよね。 親子の大切なコミュニケーションの時間に、お母さんもお気に入りの絵本を見つけてみてはどうでしょう? 今回は、1-2歳の子供が喜ぶ絵本をご紹介します。
■目次
もこちゃんチャイルド「いただきます。」
[wpap service=”with” type=”detail” id=”4805442328″ title=”いただきます。―ゆびであそぼう! (もこちゃんチャイルド)”]絵本の中にかわいいタッチの動物さんたちが登場。
ゾウさんやイヌ、うさぎさんたちがそれぞれお気に入りのエサを食べます。エサを食べるページがゾウさんだったら鼻の部分、ウサギさんだったら耳の部分など、それぞれの動物の特徴的な部分に穴が開いていて、子どもが読みながら穴に手を入れて遊ぶことが出来ます。
指を入れるだけなのに、子どもは大喜び。おしゃべりを始める1歳半ごろからは、お母さんが絵本を見ながら「ゾウさんがすきなたべものはなに?」「ウサギさんのすきなたべものは?」と聞いてあげるのもいいですね。
「もっと読んで?!!」と何回もせがまれること間違いなしです。
こどものとも0.1.2「ぺんぎんたいそう」
[wpap service=”with” type=”detail” id=”4834082539″ title=”ぺんぎんたいそう (0.1.2.えほん)”]黄色が印象的なぺんぎんの絵本。
「ぺんぎんたいそう」の動画もあります。お子さんと一緒に体操して運動不足解消にもいいかも!
ぺんぎんが大きく息を吸うところから絵本が始まります。
ぺんぎんの動きに合わせて首を伸ばしたり、うでをパタパタ振ったり、絵本を見ながらぺんぎんと一緒に体操が出来ます。最後はぺんぎんと「おしりふりふり?」。子共が真似すると本当に可愛いんです。
眠る前に読むと、興奮して元気いっぱいになってしまうので、昼間に読むのがおすすめです。
こどものとも0.1.2「ほわほわ」

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文章は「ぽこ」「ほわほわ」だけのとってもシンプルな絵本。
淡い色合いの小さい丸が「ぽこ」っと生まれ、それが次のページで「ほわほわ」と大きくなっていく。 ただそれの繰り返しなのですが、子どもは夢中になって絵本にかぶりつくように見ます。
「ほわほわ」が大きくなるにつれて、なんだか子宮の中のようなきれいな色合いに大人も癒されます。
「ぽこ」「ほわほわ」の繰り返しなので、2歳ぐらいからでも1人で読めるようになるのでおすすめです。
ノンタン「おしっこ しーしー」
[wpap service=”with” type=”detail” id=”4031280300″ title=”ノンタンおしっこしーしー (赤ちゃん版 ノンタン3)”]言わずと知れた、昔から人気のノンタンシリーズの一つです。
トイレトレーニングを始める2歳前後から読むのがおすすめ。 ノンタンの友達がオムツやおまる、トイレでおしっこしていきますが、ノンタンはおもらししてしまいます。
この絵本のいいところは、おもらししても誰も怒らずに、次はちゃんとトイレでおしっこしようね、という流れになっているところ。
最後は、ノンタンが笑いながら自分のおしっこを読み手に披露しているのも可愛いです。 トイレトレーニングを始めたのに、子どもがトイレに行きたがらない時などに読んであげるといいですね。
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絵本を読むことの意味は?
「絵本の読み聞かせは成長に良い」と、お子さんの健診の時に保健師さんから言われたという人は多いのではないでしょうか。
でも、実際に絵本の読み聞かせがどのような効果があるのか分からない人も少なくないはず。
そこで今回は、絵本の読み聞かせの効果と、やってはいけないことをご紹介いたします!
絵本の読み聞かせ効果とは

テレビやスマホ・DVDなど、乳幼児向けの知育ツールが数多くありますが、その中でも絵本の読み聞かせが最も心の発達に良いとされているのをご存知ですか?
まだ言葉を理解できない0歳の赤ちゃんでも、絵本のページをめくる度に違った絵が現れることに驚きと喜びを感じます。
まだ内容を理解できないはずなのに、ケラケラと声を上げて笑ったりして、赤ちゃんなりに喜怒哀楽を理解しようとしているんです。
喜怒哀楽の理解と同時に、感受性や想像力も育まれます。
絵本の色を読み、絵を読み、そして大人の言葉をちゃんと聞いているからなんですね。
これらが一体となることで、お母さんやお父さんから赤ちゃんは愛情を感じることができます。
<絵本の読み聞かせの効果>
- 言語能力
- 考える能力
- コミュニケーション能力
- 想像力
赤ちゃんの絵本の読み聞かせでしてはいけないこととは

毎日絵本の読み聞かせを行なう中で、間違った読み聞かせをしてしまうこともあります。
赤ちゃんの想像力や言語力などを育むために読み聞かせしていても、間違った読み聞かせをしては努力が水の泡です。
では、その間違った読み聞かせとは何なのでしょうか?
昨日と同じ本を読まない・拒否する
0歳のうちは親が読む絵本の決定権を持っていますが、1歳を過ぎると自分で読みたい本を持ってくるようになります。
「絵本読むよー」と声をかけると、昨日読んだ本をまた持ってくる・・・。
ちょっとうんざりしますよね。
こういう時に言ってしまいがちなのが、「昨日読んだからこの本はやめておこう」です。
大人が繰り返すことを嫌う傾向にありますが、子供は何度も何度も繰り返すことで、言葉や絵・色を感じて学ぶのです。
大人は「知ってるから読みたくない」と感じても、子供は「知ってるから読みたい」となるんですね。
ですので、連続で同じ絵本を読んでと言われても、拒否したりしないようにしましょう。
省略しない
子供向けの絵本には、同じ言い回しを何度も何度も繰り返していますよね。
読み聞かせを行なう大人からすると、ちょっと面倒・・・。
つい「さっきのキジと猿がまたやってきて」と違う言い回しで読んでしまいます。
しかし、子供は何度も何度も反復して言葉を覚えます。
繰り返すことで、子供は絵本に使われている言葉を母国語として覚えていくんです。
大人は繰り返す言い回しが苦手ですが、子供の発育のためにも、ちゃんと文字通り読み聞かせてあげてくださいね。
子供を試さない
2歳くらいになると、単語の言葉をよく使うようになります。
絵本を指さしながら、「ブーブー」「にゃんにゃん」などハッキリ言うようになるんです。
こうなってくると、親はつい絵本の絵を指指して「これは何?」「これは何色?」と子供に聞いてしまいます。
子供は楽しんでいるように見えて、「親に試されている」と緊張しているんです。
こうなると、試されることが辛くなり、絵本がどんどん嫌いになってしまいます。
子供が聞いてもいないのに、親が指をさして「これは何だった?」などと聞くのはやめるようにしましょう・
おすすめの絵本
数多くある絵本の中で、どれを選んだらいいのか分からないという親御さんも多いですよね。
そこで今回は、幅広い年齢層から支持を受けているおすすめの絵本をご紹介いたします!
しろくまちゃんのほっとけーき / わかやまけん

しろくまちゃんがお母さんに手伝ってもらいながら、一緒にホットケーキを作っていくお話です。
卵を割って、牛乳を入れて作っていきます。
焼きあがったら、お友達のこぐまちゃんを呼んで一緒に食べる。
作る喜びと、誰かと共感するよろこびを教えてくれる本です。
おやすみくまちゃん / 福本友美子(訳)

色とりどりのかわいらしいくまちゃんを、ちゃいくまちゃんがやっとの思いで寝かせていきます。
やっとちゃいくまちゃんが眠れると思ったら、ひゅーと風の音が・・・。
怖いことがあっても、みんなで居れば大丈夫ということを教えてくれる本です。
ラストは皆でぐっすりなので、寝る前の読み聞かせにおすすめです。
まとめ
絵本の読み聞かせは、赤ちゃんの成長に欠かせない感受性や想像力・言語理解力などを育む事ができます。
また、絵本の読み聞かせを行なうなかで、つい親がやってしまうNGなことがあります。
<ついやってしまうNGなこと>
- 昨日読んだ本を拒否する
- 繰り返す言い回しを省略する
- 「これは何?」と子供に聞く
折角の親子のコミュニケーションですから、正しい読み聞かせで子供の感受性を育んでいきましょう!