子どもが生まれてから、なかなか気軽にできないのが旅行や帰省、目的地に着くまでの移動が大変ですよね。
「日頃の育児疲れを癒しに、思いきって海外旅行をしてみたい!」「長期連休で親に孫の顔を見せたい!」と思ったはいいものの、赤ちゃんを連れて無事に飛行機に乗れるか心配…。
ミルクの準備や泣いたときはどうすればいいのだろう?など気になりますよね。そんな不安を解消して、安心して空の旅を楽しんでいただける対処法をご紹介いたします。
■目次
飛行機でのミルク作り

赤ちゃんに欠かせないミルク。いつものお出かけの時は魔法瓶にお湯を入れて持参したりしますが、空港や飛行機内でのミルク対策はどうすればいいのでしょうか。そもそも機内にお湯を持ち込めるのでしょうか。
ミルクのお湯は持ち込める!
普通は飲食物の持ち込みは禁止ですが、手荷物検査の際に、乳幼児連れのためミルクやお湯を持ち込みたい旨を伝えることで、OKしてもらえます。機内で必要になる量のみ持ち込みが可能です。手荷物検査をする時は、ミルクだけ別にカゴに入れて検査してもらいましょう。離乳食や搾乳した母乳も同じく持ち込めます。持ち込みのルールはミルクと同様です。
空港の施設を利用しよう!
ミルクのお湯を持ち込めるといっても、赤ちゃん連れなのでなるべく荷物を減らしたいところ。チェックイン後、搭乗までの時間にミルクが必要になった場合、お湯を持参していなくても大丈夫。空港内に何箇所かある授乳室を利用すれば、いつものようにミルクが作れます。調乳用温水が使えるだけでなく流し台もあるので、ミルクをあげた後はその場で哺乳瓶を洗って、清潔に保つこともできます。
ただし授乳室の数が少ない空港やターミナルもあるので、たくさんの方が使えるように、ミルクを作ったらいったん出て、待合の椅子などで授乳するようにするといいですね。
機内では客室乗務員にミルクをつくってもらおう!

機内でのミルク作りにも、お湯を持参しなくて大丈夫。客室乗務員に哺乳瓶とミルクを渡して頼めば作ってくれます。
離着陸時には耳抜き対策として授乳することが多いと思いますが、ミルク作りを頼むタイミングがわからなくても、客室乗務員に聞くと教えてくれます。または耳抜きのために授乳したいことをあらかじめ伝えて哺乳瓶とミルクさえ渡しておけば、それに合わせて作って持ってきてくれます。
ミルクでなくても、搾乳した母乳などを温めてもらいたい時なども、頼むとやってくれます。
赤ちゃんが泣いたりお母さんの手が離せない時には?
飛行機に乗るときにいちばん心配になるのが、赤ちゃんの機嫌ではないでしょうか。「大声で泣いたらどうしよう」「動き回ったり他の人の迷惑になったりしないかな」などと、気が気でないことがたくさん。ここでは、飛行機内での過ごし方についてご紹介いたします。
客室乗務員に頼んでみよう
「赤ちゃんの事は自分でどうにかしないと!」と思い込んでしまって助けを呼べない気持ちになりがちですが、客室乗務員さんは色々な赤ちゃんのために出来ることなどを持っていたりします
困った時はまず聞いてみましょう!
赤ちゃんの機嫌が良くない時

赤ちゃんが泣いてなかなか機嫌が良くならない時、手持ちのおもちゃではもうどうにもならない!ということ、ありますよね。そんな時は、何か遊べそうなものがあるかどうか客室乗務員にきいてみましょう。ほとんどの航空会社では折り紙や航空会社のマスコットなどを用意してくれているので、新しいものを手に、赤ちゃんが喜んでくれるかもしれません。
また赤ちゃんが座席にいるのを嫌がる場合は、客室乗務員に頼めば、前方または後方の非常口付近の広いスペースで遊ばせてくれることがあります。たいていは他の乗客の座席から少し離れており、視線に入らない位置にあるので、親子一緒に地べたに座って遊んでも、大きな迷惑にはなりません。
お母さんの手が離せない時

実家への帰省の際、お母さんと赤ちゃんだけで帰るということがあるかもしれません。
お母さんがトイレに行きたくなったり、どうしても手が離せなくなったりしたとき、他に頼れる人がいなくて困りますよね。
そんな時も、赤ちゃんの面倒を少しだけみてもらえるか客室乗務員に頼んでみましょう。抱っこしたりあやしたり、喜んで対応してくれます。
機内に用意してあるおもちゃをプレゼントしてくれることもあります。
こちらから何も言わなくても子連れの親子のことを常に気にかけてくれているので、とても心強いですよ。
まとめ
赤ちゃん連れの飛行機での旅行はなかなか緊張するもの。でもそれはみんな同じで、空港のスタッフや客室乗務員は私たちの不安を解消するために、喜んで対応してくれます。
なのでまずはお母さんやお父さんがリラックスして、赤ちゃんに安心させてあげましょう。空港内のキッズエリアで赤ちゃんを遊ばせてあげるのもいいかもしれません。
授乳室などの空港内の便利な設備や、客室乗務員の手助けのおかげで、想像よりも快適な空の旅になるかもしれませんね♪