妊娠をしてから気になってしまう赤ちゃんの状態、ちゃんと成長してくれているのか男なのか女の子なのか様々な事が気になりますよね。
そんな赤ちゃんの状態を知ることが出来る、超音波検査に関して今回は紹介したいと思います。
■目次
超音波写真の英語・記号の意味
CRL(頭臀長/頭からおしりまでの長さ)
赤ちゃんの頭からおしりまでの長さの事を言います。妊娠8週間から11周間頃までの胎児では発達に個人差が少ないためCRLの数値はほぼ同じです。
またCRLを元に出産予定日や妊娠週数を確定するために使用します。
GA(妊娠週数)
超音波検査によって測定された胎児の大きさから、検査した日が妊娠何週目の何日かを割り出します。
EDD(出産予定日 月/日/年)
検査結果を受けて機械が自動的に割り出す出産予定日です。測定誤差にもありますので必ずしも一致するわけではありません。目安にする程度と考えておきましょう。
検査方法は妊娠時期に合わせて変わる
経膣超音波

photo?日本産婦人科医師会
妊娠から4ヶ月ごろまではこちらです。
4ヶ月ぐらいまでは赤ちゃんも小さいので膣に細長いブロープを挿入して子宮の近くから子宮や卵巣の状態を観察します。
経腹超音波

4ヶ月から出産までは以降はこちらです。お腹の上から経腹プローブを当てて、超音波で赤ちゃんの状態を観察します。
一般的に超音波で検査と言われて一番最初にイメージするのがこちらですね。
ちなみに検査の時にゼリーを塗りますが、塗る理由はプローブとお腹の間に空気が入らないようにするためです。
おなかの様子がわかるしくみ
なぜ超音波を当てるとお腹の中がどのようになっているかわかるのでしょうか?理由は超音波の性質です。超音波は硬いものに当たると反射し、液体などの柔らかいものは通り抜けます。このおかげで羊水の中にいる赤ちゃんの姿形を判別することが出来ます。
また、超音波検査の画面には頭蓋骨や背骨などの硬いものは白く、羊水や血液などは黒く、筋肉や脂肪などはグレーに写ります。
何が写っているのか判別するには
超音波写真を最初に見て思うことは「何が何だかわからない」という人も多いと思います。画像を見ながら説明をしてくれますがよくわからなかったりしますのでその場合には先生に聞いてみましょう。
写ってる赤ちゃんも上下が逆さまや前後が逆などイメージしている向きと違っていたりするので「こっちが頭」と思って想像していると違っていることもあります。
2D・3D・4Dの違い
- 2D 平面的な断面図
- 3D 立体静止画
- 4D 立体動画
一般的には2Dは「縦と横」3Dは「縦と横と奥行き」4D「縦と横と奥行きと次元(時間)」ですね。
イメージ的には3Dがいつも人間が見ている画像で4Dはその情報に時間の画像を組合せたものになります。1枚の写真では見難い画像も何枚かの写真を組み合わせてわかりやすい画像にするみたいなイメージですかね。
赤ちゃんの推定体重が分かる
超音波検査によって分かった赤ちゃんの状態ですが、頭や腹部に太ももなどの長さが分かると推定の体重が分かります。
ただし、1割ほどの誤差は出てしまうので必ず一致していると思い込まないようにしましょう。
赤ちゃんの性別が分かる
これは皆さん赤ちゃんが出来ると一番気になるところですよね。だいたい赤ちゃんの性別は早い人で妊娠5ヶ月ごろから遅くても6ヶ月ぐらいにはわかるようになります。ただし、検査の時に股を見せてくれる子と見せてくれない子が居ますので必ず5ヶ月で分かるわけではありません。
「股が見えた!おちんちんが無い!女の子だ!!」と思ってもただ単に隠されていただけで女の子じゃない場合もあります。ただし、おちんちんが見えた場合はほぼ100%男の子だと思って問題ありません。